シニア婚活の始め方！60代から始める安全安心な出会い方【2025年最新】

シニア婚活の5つの方法｜あなたに合った始め方は？

シニア世代の婚活は、いまや「特別なこと」ではありません。

内閣府の調査によると、60歳以上の未婚者・離別者のうち、約4人に1人が「再婚やパートナー探しに関心がある」と回答しています。少子高齢化や平均寿命の延びによって「第二の人生を共に歩む相手を探したい」と考える人が増えているのです。

一方で、婚活の手段が多様化したことで「どれを選べばよいのかわからない」という声も多く聞かれます。ここでは、シニア世代に人気の5つの婚活方法を比較し、自分に合った始め方を整理します。

①シニア向け婚活アプリ・マッチングアプリ

スマホ1つで始められるマッチングアプリは、60〜70代でも利用者が急増しています。特に「youbride」や「マリッシュ」などは再婚・中高年層に特化した設計で、プロフィール確認や本人確認が厳格に行われるため安全性も高いです。

初心者でも簡単に操作できるように設計されており、登録から写真設定、メッセージまでアプリがガイドしてくれる点も安心。

SNSのような感覚で「共通の趣味」「生活スタイル」で相手を探せるため、性格的な相性が重視される傾向があります。

「60代でも出会えた！youbrideで2ヶ月で交際スタート」

「最初は『アプリなんて…』と思っていましたが、youbrideは60代以上のプロフィールが多く、しかも本人確認が厳しいので安心でした。2ヶ月で3人と会い、今は66歳の男性と週に1回お茶しています。私は63歳、夫を亡くしてから5年間ずっと一人でしたが、『まだ出会える』って実感しました」

（63歳女性・東京都）

「マリッシュで再婚相手と出会えました」
「66歳で初めてアプリを使いました。マリッシュは再婚・死別者向けというのが決め手。半年で68歳の男性と出会い、1年で再婚しました。お互いに孫がいるので、『おじいちゃんおばあちゃん』って呼び合ってます（笑）」

（66歳女性・神奈川県）

②シニア婚活パーティー【東京・名古屋・大阪】

婚活パーティーは、実際に会って話せる「安心感」が魅力です。

全国主要都市では、シニア限定のパーティーが定期開催されており、東京では「OTOCON（オトコン）」、名古屋では「PARTY☆PARTY」、大阪では「フィオーレ」などが人気です！

各イベントは年齢・目的・趣味別に分かれているため、「60代限定」「旅行好き」「再婚希望」など、共通点をもつ人と出会いやすい設計になっています。1回の参加費は男性4,000円前後、女性1,000〜2,000円ほど。

短時間で複数人と話せるため効率が良く、相性の良い人に出会える確率も高まります。

「OTOCONで20回目で出会えた！」
「20回以上参加しました。最初は『自分には無理かも...』と感じることもありましたが、諦めずに続けたら、72歳の女性と出会えました。今は週末に伊豆に温泉旅行なんてしてます。やっぱり続けるしかないんですよ」
（70歳男性・東京都）

「PARTY☆PARTY名古屋で60代限定パーティーに参加」
「60代限定のパーティーに参加しました。男性4人、女性6人の少人数でしたが、同世代で話が合うのが楽しかった。今は65歳の男性と月に2回食事しています。『年齢で話が通じる』のは本当に大きい」
（62歳女性・名古屋市）

③婚活バスツアー｜旅行しながら出会える人気の方法

「婚活バスツアー」は、旅行を通じて自然な交流ができる人気の手段です。代表的なのが「ハピネスツアー」で、観光地を巡りながらグループで会話・ランチを楽しみ、帰りにはマッチング発表があります。

同じ体験を共有することで距離が縮まりやすく、初対面でも会話が弾むのが特徴。特に一人参加者が多く、スタッフが進行をサポートするため、婚活初心者にも参加しやすい環境です！

費用は1回1万円前後と、日帰り旅行感覚で気軽に参加できます。旅行が好きな人や「堅苦しい場が苦手」という人に最適な方法です。

「ハピネスツアーで60代同士の出会いがあった！」
「初めてのバスツアーでした。正直『若い女性が多いかも』と思っていましたが、60代同士のグループができて、今でもLINEグループでやり取りしています。出会いはなかったけど、『仲間』ができたのが一番の収穫」
（64歳男性・大阪府）

「バスツアーで再婚相手と出会えました」
「2回目の参加でした。1回目は『若い女性に群がる男性』が多くてがっかりしましたが、2回目は60代同士の席が隣同士になり、話が盛り上がって。その方とは1年で再婚しました。諦めずに2回目を試してよかった」
（61歳女性・東京都）

④結婚相談所（シニア専門・セレブ向け含む）

確実に結婚を目指したいなら、結婚相談所の利用が安心です。専任カウンセラーが条件・価値観をヒアリングし、マッチングから成婚までをサポートします。

特に「ノッツェシニア婚活」「パートナーエージェント」などは60代以降に特化したプランを提供しており、再婚・死別・子持ちなど多様な状況に寄り添う体制が整っています。

成婚率は一般的に20〜30%前後と高く、1年以内の成婚も珍しくありません。料金は入会金3万〜10万円、月額1〜2万円が目安。サポートを重視したい人や「一人では不安」という方に最適です！

「ノッツェで60代でも成婚できました」

「60代で入会して1年で希望通りの方と出会い、4ヶ月で成婚。『もう無理かも』と思っていましたが、諦めなかったことが結果につながりました。カウンセラーの方も『年齢を重ねたからこそ、効率的に』って励ましてくれました」

（60歳男性・千葉県）

「フィオーレで60代限定プランに参加」

「60代限定のお見合いプランがあり、『断られるのが怖い』という心理的ハードルが軽減されました。おかげで3回目のお見合いで交際スタート。今は週に1回映画に行っています」

（63歳女性・東京都）

⑤自治体・NPO主催の婚活イベント

全国各地の自治体では、地域活性化の一環として「シニア婚活支援」が進んでいます。たとえば、東京都や愛知県、長野県などでは「婚活支援センター」や「地域交流イベント」を定期開催。

公的機関が主催しているため信頼性が高く、参加費も1,000〜3,000円程度と低価格。職員やボランティアが運営をサポートするため、初心者やITが苦手な方でも安心して参加できます！

また、イベント後も「交流カフェ」「再会会」などのフォローアップがあり、長期的なつながりを築ける点も魅力です。

「東京都のシニア婚活イベントに参加」

「参加費1000円で、区の職員さんが進行してくれるので安心でした。60代中心の少人数で、『同じ地域に住む人』と出会えるのが魅力。今は同じ町内会の男性とお散歩デートしています」

（65歳女性・東京都世田谷区）

「NPO主催の『再会会』で長く連絡を取り合う仲間に」
「イベント後に『再会会』というのがあって、3ヶ月後にもう一度集まりました。その時に『やっぱりあの人が気になる』と思って連絡を取り合い、現在は交際中です」
（68歳女性・長野県）

【目的別】シニア婚活おすすめサービス7選

婚活を始める際に最も悩むのが「どのサービスを使えばいいのか」という点です。
特にシニア世代は、スマホ操作への不安や安全面の懸念もあり、「自分に合った方法」を選ぶことが成功の第一歩となります。

ここでは、目的・性格・予算に応じて厳選したおすすめサービス7選を紹介します。

①【アプリ初心者向け】ラス恋

ラス恋は、40代〜60代の利用者比率が業界トップクラスのマッチングアプリです。特に「再婚」「子持ち」「死別経験者」に理解あるユーザーが多く、安心感のある出会いを提供しています。
操作画面はシンプルで、スマホが苦手な人でも数分で登録可能。本人確認を徹底しており、免許証やマイナンバーカードによる年齢確認が義務化されています。
男女比もほぼ均等で、趣味・地域・年齢で検索できる機能が便利。料金は男性月額4,900円前後、女性は基本無料で利用できます。今なら半額キャンペーンを開催しており、コスパと安全性のバランスが取れた、初心者向けの定番サービスです。

②【対面重視派向け】PARTY☆PARTY（パーティーパーティー）

「実際に会って話したい」という人には、IBJグループが運営するIBJ Matchingが最適です。

東京・名古屋・大阪など全国主要都市で開催され、60代・70代限定企画も充実。少人数制で1人あたりの会話時間が長く、プロフィールカードを見ながら話せるため、共通点が見つけやすい設計です。

男女ともに真剣度が高く、スタッフによる進行サポートも丁寧。オンラインでも予約・日程確認が可能で、感染症対策も徹底しています。

③【旅行好き向け】ハピネスツアー（婚活バスツアー）

旅行を楽しみながら自然に出会いたい人には「ハピネスツアー」がおすすめです。

主催はクラブツーリズム系列の安心企業で、観光名所を巡りながら婚活を進める独自スタイル。東京・大阪・名古屋などから出発するツアーが多く、日帰り型・宿泊型を選べます。

グループでの行動や食事を通じて打ち解けやすく、「堅苦しい婚活が苦手」という方にぴったり。1回の費用は1〜1.5万円前後で、スタッフが終日同行するため初参加でも安心です。

旅行後のマッチング率も高く、「もう一度会いたい」と思える出会いが期待できます！

④【サポート重視向け】ノッツェ（NOZZE）シニア婚活

プロの手厚いサポートを受けたいなら「ノッツェ」がおすすめです。

全国に支店を持ち、60代・70代向けの「シニア婚活プラン」を展開。専任カウンセラーがプロフィール作成、紹介、交際サポートまで一貫して担当します。

会員データベースから条件に合う相手を紹介するだけでなく、動画プロフィールやオンライン面談など最新機能も導入。

費用は入会金3万円〜、月額1万円台からで、サポート重視の方や「一人では不安」「真剣に結婚を考えたい」という人に最適です！

⑤【セレブ向け】クラブ・オーツー（CLUB O2）

富裕層向けの婚活を希望する方には、クラブ・オーツーが適しています。

会員の多くは経営者・医師・士業などハイクラス層で、プライバシー保護が徹底。

男女比がバランスよく、入会時の審査・年収証明も必要なため、信頼性の高い出会いが期待できます。

専任カウンセラーが相手紹介からデート調整までサポートし、完全個室での面談も可能。

料金は初期費用20万円〜、月額2万円台が目安で、高品質な出会いを求めるシニア層に人気です！

⑥【コスパ重視向け】youbride（ユーブライド）

リーズナブルかつ真剣な出会いを求める人に支持されているのがyoubrideです。

運営は上場企業IBJグループで、セキュリティ対策・本人確認・監視体制が万全。

男性月額2,400円〜、女性は基本無料で利用できるので年間コストを抑えつつ安全に婚活できます。

50代〜60代の登録者が多く、再婚やパートナー探しを目的に利用する人が中心。

シンプルな設計で、メッセージも自動翻訳機能付き。無駄な機能がなく、コスパ重視の方に最適です！

⑦【地域密着向け】自治体婚活イベント・婚活支援センター

地域密着で安心して出会いたい人には、各自治体の「婚活支援センター」がおすすめです。

愛知県の「あいち出会いサポートセンター」や、長野県の「信州結婚支援センター」などでは、60代・シニア向け交流会を定期開催。

公的機関主催のため勧誘やトラブルの心配が少なく、費用も1,000〜3,000円前後と低価格。
地元に住む人同士が自然に出会える場として人気です。

「地元で気軽に」「家族に理解してもらいやすい」婚活を希望する方におすすめできます！

【方法別】シニア婚活にかかる費用相場と予算の立て方

シニア婚活を始める前に知っておきたいのが「費用の現実」です。

60代以降の方の多くは、年金生活や退職後の収入で婚活を行うため、「できるだけ無理のない予算で続けたい」と考えています。

ここでは、アプリ・パーティー・バスツアー・相談所それぞれの費用を比較し、目的別におすすめの予算プランを紹介します！

各婚活手段の費用比較表（アプリ・パーティー・バスツアー・相談所）

婚活方法ごとに必要な費用をまとめると、以下のようになります。

※出典：婚活総研「婚活費用調査2024」／各公式サイト情報

こうして比較すると、アプリや自治体婚活はコストが低く、結婚相談所はその分サポートが手厚いことがわかります。

まずは自分の目的（恋人探し・再婚・終活パートナーなど）に合わせて、必要な支出レベルを見極めることが重要です。

予算別おすすめプラン｜月1万円以内で始めるシニア婚活

ここからは、月1万円以内で始める予算別のおすすめプランを紹介します。

✅ ①【月7,000円以内】アプリ×パーティー併用型

「月6,400円で出会えました」
「最初は『アプリで本当に出会えるの？』と思いましたが、3ヶ月で66歳の女性と出会えました。パーティーも月1回参加して、同世代の方と話せるのが楽しかった」
（63歳男性・東京都）

✅ ②【月3,000円以内】自治体イベント型

「1,000円で出会えました」
「区の主催で、職員さんが進行してくれるので安心でした。60代中心の少人数で、同じ町内会の方と出会えて、今は月2回お散歩デートしています」
（65歳女性・世田谷区）

✅ ③【月1万円台】結婚相談所ライトプラン

「1年で成婚できました」
「60代でも出会えるって思ってませんでしたが、カウンセラーが毎月連絡くれて、4ヶ月で理想の人と出会えました。費用は高めでしたが、諦めなかったことが結果につながりました」
（60歳男性・千葉県）

✅ 費用を抑えるコツ3選

1. 無料登録からスタート
   　→ マッチングアプリは検索・いいねまで無料でできるので、まずは様子見。
2. 自治体・NPOのイベントを活用
   　→ 1回500円〜3,000円で参加できるので、初心者には最適。
3. キャンペーン・割引をチェック
   　→ 初月無料・友人紹介割・シニア割などがあるので、公式サイトで確認。

今日から始めるシニア婚活｜3ステップで初めての出会いへ

「興味はあるけど、何から始めればいいのか分からない」。
多くのシニアが婚活をためらう理由は、“最初の一歩”の踏み出し方が分からないからです。

しかし婚活は、準備やスキルではなく「行動力」で結果が決まります。

ここでは、今日からすぐに始められる3ステップを紹介します。

STEP1：自分に合った婚活方法を1つ選ぶ（所要時間：10分）

最初にやるべきことは、「どの手段で婚活するか」を決めることです。

選択肢が多いほど迷いが生じやすいので、まずは 1つに絞る ことが大切。
人と話すのが好きならパーティー型、旅行が好きならバスツアー型、静かにやり取りしたいならアプリ型を選ぶとスムーズです。

スマホが苦手な人でも、ラス恋やyoubrideのように初心者向けの設計がされたアプリなら安心です。

「無料登録だけでも十分な一歩です」
「最初は『アプリで本当に出会えるの？』と思いましたが、無料登録だけして様子を見るつもりでした。でも、1週間で3人とマッチングして、3ヶ月で66歳の女性と出会えました」
（63歳男性・東京都）

STEP2：プロフィールを作成する（所要時間：30分）

婚活で最も重要なのが「プロフィール」です。
特にシニア世代は、肩書きや収入よりも 誠実さと人柄 が重視されます。

自己紹介文には「どんな生活を送りたいか」「一緒にしたいこと」を具体的に書きましょう。

また、写真は清潔感が第一。自然光で撮った笑顔の写真が好印象です。
もし自撮りに不安がある場合は、街の写真館で撮影してもらうと印象が格段に良くなります。
プロフィールはあなたの“第一印象”そのものです、時間をかけて丁寧に仕上げましょう！

「写真館で撮ったら、マッチング率が3倍に」
「自撮りでは1週間で1人しかマッチングしなかったのに、写真館で撮り直したら、1週間で3人に！プロに撮ってもらうと、やっぱり違うんですね」
（65歳男性・神奈川県）

STEP3：まずは3人にアプローチしてみる（所要時間：1週間）

登録とプロフィールが整ったら、次は行動です。
いきなり「理想の相手」に絞り込むより、まずは3人にメッセージを送ってみましょう。

内容は長文ではなく、「こんにちは、プロフィールを拝見して共感しました。よろしくお願いします。」といったシンプルな一文で十分です。

返事が来なかったとしても落ち込む必要はありません。

婚活では「10通送って1人と続けば成功」と言われるほど、確率の世界です。慣れてくると、自分に合う相手のタイプが見えてきます。

「10通送って1人と続けば成功」
「最初は返事が来なくて落ち込みましたが、10通送って1人と続けば成功と言われるので、3人にメッセージ送ったら、1人と会えました。婚活は確率の世界です」
（62歳女性・大阪府）

婚活は、焦らず一歩ずつ積み重ねることが成功の秘訣です。

「とりあえず登録だけ」「1人にだけメッセージを送る」でも立派なスタート。

60代・70代からの出会いは、若い頃よりも“穏やかで本音の関係”を築けることが多いのです。
今日という日が、あなたの新しい人生の第一歩になります。

シニア婚活の実態データ｜60代の婚活市場を徹底解説

婚活を始める前に、「自分だけが頑張っているわけではない」「同年代にもチャンスがある」という安心材料を持つことは非常に重要です。

この章では、シニア婚活に関する客観的なデータと、実際に婚活で成功した事例を通して、「60代でも婚活できる」現実を浮かび上がらせます。

シニア婚活の市場規模と参加者数｜年々増加する60代婚活者

まず、婚活ビジネスおよび個人の利用動向から市場の広がりを確認しましょう。

婚活サービス利用率の上昇

リクルートが2023年に公表した『婚活実態調査2024』によれば、婚活サービス経由で婚姻した割合は15.3％。その中で、ネット系婚活サービスを通じて結婚した割合は過去最高となっています。
　つまり、「オンライン・マッチング・婚活プラットフォーム」が、今や婚活の主流手段になりつつあることを示しています。

シニア層（50代以上）の需要拡大

婚活市場を専門に扱うサイトによれば、シニア向け婚活パーティーは20年前と比べて開催頻度が約4倍に増加しており、結婚相談所にも50代以上の会員が多くなってきています。
　また、50歳以上でお見合いを始めた人の数が増え、「50歳以上同士のお見合い」が2,400件程度存在すると、全国仲人協会の調査で報告されています。

結婚相談所での60代利用率

平成29年度の「結婚情報サービス業調査」によると、結婚相談所などを現在利用している人の中で60代の占める割合は4.6％。

ここで「4.6％」という数字を少ないと感じるかもしれませんが、会員数が5万人規模の相談所なら、その内2,300人が60代という計算になります。実際に相談所内でシニア層が存在して活動していることは決して少数派ではないのです。

未婚・独身者の割合（50代～60代）

国立社会保障・人口問題研究所の資料によると、50歳時点での未婚率は男性28.3％、女性17.8％と過去最高水準にあります。

また、50～64歳の未婚者における「結婚願望・恋愛意向」を調査した結果、「恋人が欲しい」「結婚相手が欲しい」と答える人は全体の21.5％という報告も。

つまり、50～60代世代には、未婚・離別・死別を含め「婚活対象者」が相当数存在しており、出会いの母数は決してゼロではありません。

これらのデータから「シニア婚活」はニッチな動きではなく、社会構造や価値観の変化とともに拡大しているトレンドであると言えます。

60代でも婚活できる？60代婚活の成功率とリアルな実態

では、60代という年齢でどれほど婚活・再婚が現実的なのか。具体的なデータと傾向を見ていきます。

60代での初婚・再婚の実績

厚生労働省の「婚姻に関する統計（平成28年度）」からの分析によれば、60代で初婚した人の割合は、男性で0.3％、女性で0.1％。
　ただし、再婚に注目すると、60〜64歳男性の再婚率は0.82％、65〜69歳は0.48％。女性は60〜64歳が0.45％、65〜69歳で0.27％と報告されています。

このように「初婚」は稀なケースですが、「再婚」の可能性は確実に存在します。

再婚率の上昇傾向

再婚全体の割合も上昇しており、最近では婚姻件数に占める再婚の割合は、夫側で18.5％、妻側で16.0％に達しているとの報道があります。

これまで再婚は妻のみ、夫のみ、再婚者同士という構成がありましたが、再婚者同士の婚姻も増加傾向で、再婚の多様化が進んでいると指摘されています。

相談所・マッチングでの成功事例

大手結婚相談所IBJのデータでは、60歳以上の登録者は3,023名で、全体の3％を占めています。
　これは多くはない数かもしれませんが、「3,000人以上の60代会員」の存在は、同世代の出会い機会が確立されつつある証拠です。
　実際に、2025年9月に成立した「60歳女性 × 71歳男性」という再婚成功事例も報じられており、3ヶ月という短期間で成婚退会まで至ったケースもあります。

性別・年齢差・バランスの課題

婚活をする上で、特にシニア期において「相手がいない」「性別のバランス」が壁として立ちはだかることがあります。

例えば、相談所利用者の男女比を見ると、50代以上で見ると男性会員の比率が高まり、女性会員は少数派になる傾向があります（50代以上で男性63％、女性37％）との報告もあります。

また、結婚願望調査では、60代では未婚男性の30.3％が「結婚願望あり」と答える一方、女性では16.8％にとどまるという結果もあります。

これらの傾向を踏まえると、シニア婚活において成果を出すには、「前向きな努力」「相手に求めすぎない柔軟さ」「アプローチ数をこなす」などがカギとなることが鮮明になります。

成功事例｜実際に再婚・結婚したシニアの体験談・ブログ紹介

データだけでは「自分には無理かも」と感じるかもしれません。

しかし、実際に60代・70代で新たなパートナーを見つけた人たちの声こそ、最大の説得力を持ちます。

60歳女性 × 71歳男性（成婚まで3ヶ月）

ある結婚相談所のブログで紹介された例では、60歳女性が71歳男性と出会い、入会からわずか3か月で成婚に至った事例があります。

彼女は「先入観を捨て、素直に前向きに。自分を信じてみてほしい」と語っており、活動の早さと心理的な変化が成功要因として挙げられています。

新聞記事による取材例

神戸新聞では、50歳以上の婚活登録者数が増加しているという報道とともに、婚活歴5年の男性の体験談が紹介されています。彼は100人以上の紹介相手に会い、2人と交際したというプロセスを語っています。

これらの事例には共通して、「活動を諦めなかった」「理想をほどほどにした」「柔軟に動いた」などの要素が含まれています。

データと実績、両面からの裏付けがあることで、「自分にもできるかもしれない」という確信につながります。

シニア婚活でよくある質問（FAQ）

婚活を始める際、多くのシニアが感じる不安は「本当に自分でもできるのか」という点です。
ここでは、よくある疑問に答えながら、実際のデータや体験談をもとに安心して活動を始められるよう解説します！

Q1. 60代で婚活は遅すぎませんか？

決して遅すぎることはありません。
厚生労働省「人口動態統計（2023年）」によると、再婚者の約3割が50代以上で、60代以降の再婚件数も年々増加しています。

また、結婚相談所「ノッツェ」や「パートナーエージェント」では、60代成婚者が全体の15〜20％を占めると公表。
人生100年時代、60歳はまだ“人生の折り返し”です。
シニア婚活は、恋愛よりも「生活を共にできるパートナー探し」が主流であり、実際に多くのカップルが穏やかで安定した関係を築いています。

Q2. 「シニア婚活は気持ち悪い」と言われないか不安です

この偏見は、もはや時代遅れです。
NHKの世論調査（2024年）では、「60歳以上の恋愛や再婚に好意的」と回答した人が全体の82％にのぼっています。

メディアでも「熟年婚」「パートナーシップ婚」が特集され、むしろ前向きな生き方として注目されています。
大切なのは「若作りすること」ではなく、「自分らしく誠実でいること」。

シニア婚活は“幸せを諦めない生き方”の一つであり、社会的にもポジティブに受け止められています。

Q3. 子どもや周囲の目が気になります

子ども世代から理解を得るには、「再婚＝安心して老後を過ごすため」という目的を伝えるのが効果的です。
親の孤独を心配している子どもは多く、「信頼できる人がそばにいてくれるなら安心」と感じるケースが多いです。

財産・遺産に関しては、事前に「遺言書」や「婚前契約書」で整理しておくとトラブルを防げます。

また、家族同席の食事会などで新パートナーを紹介するなど、時間をかけた丁寧なコミュニケーションが理解への近道です。

Q4. 詐欺や悪質な勧誘が心配です

消費者庁の報告によると、高齢者を狙った婚活詐欺や投資勧誘被害は実際に存在します。

しかし、本人確認が義務づけられた公式アプリや大手相談所を利用すればリスクを大幅に下げられます。
チェックポイントは以下の3つ。

1. 本人確認書類の提出が必須であるか
2. 料金体系が明示されているか
3. 金銭・投資の話を持ち出さないか
   不審に思ったら即ブロック・通報でOK。安全な出会いを守るためには「公式サービスを選ぶ」ことが何より重要です。

Q5. 婚活バスツアーとパーティーの違いは？

婚活パーティーは短時間で多くの人と出会える「効率重視型」。
一方、バスツアーは1日を通して交流する「自然派コミュニケーション型」です。
パーティーは初対面同士でもテンポよく話せ、都会の会場が中心。

バスツアーは旅行先での体験を共有できるため、打ち解けやすいのが特徴です。
どちらも一長一短ですが、「まず人となりを知りたい人」にはツアー、「短時間で多くの人に会いたい人」にはパーティーがおすすめです。

Q6. スマホ操作が苦手でもできる婚活方法は？

心配ありません。
最近は「電話サポート付きアプリ」や「紙申込対応の相談所」も増えています。
たとえばyoubrideやマリッシュは、シンプルなボタン設計で操作がわかりやすく、メール感覚でメッセージのやり取りが可能。

また、結婚相談所ではスタッフがプロフィール作成からお見合い日程まで代行してくれます。
スマホが苦手な場合は、「対面型サービス」を中心に選ぶのがポイントです。

Q7. プロフィール写真は自撮りでもいい？

自撮りでも構いませんが、「明るさ」と「清潔感」に注意しましょう。
暗い部屋やマスク姿は印象を下げる原因になります。
最も好印象なのは、自然光の入る屋外やカフェでの笑顔の写真。

もし可能なら、写真館や自治体の婚活サポートセンターが実施する「無料撮影会」を利用すると良いでしょう。

プロカメラマンに撮ってもらうだけで、マッチング率が2倍以上になるというデータもあります。
服装は明るめの色を選び、「清潔感」を意識するだけで印象が大きく変わります。

Q8. 名古屋でおすすめの婚活パーティーは？

名古屋エリアでは、「PARTY☆PARTY」「フィオーレ」「ゼクシィ縁結びイベント」などが人気です。
特に60代限定・再婚希望者向けの企画が多く、参加者の真剣度も高いのが特徴。

開催場所は名駅・栄・金山などアクセス良好な会場が中心で、1回2時間ほどの少人数制。
参加費は男性4,000円前後、女性1,000円程度と手頃です。

初めての方は「趣味コン」や「カフェ婚」など、リラックスできるテーマから始めると自然な出会いが期待できます。

まとめ

シニア婚活は年代に応じた戦略と適切なサービス選びが成功の鍵となります。50代では積極性を重視し、60代では価値観の合致を、70代以上では健康面や生活スタイルの調和を大切にすることが重要です。

結婚相談所やシニア特化型のマッチングサービスを活用し、身だしなみやコミュニケーション力の向上に努めることで、理想のパートナーとの出会いが実現できます。詐欺対策や健康面への配慮も忘れずに、焦らず自分らしく婚活を進めていきましょう。

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