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南 はるな
執筆者南 はるな
2026年10月26日

ラス恋ボイス_「恋愛は初鰹、結婚はすっぽん鍋(笑)」40代で結婚してわかった、本当に大切なこととは

ラス恋ボイス_「恋愛は初鰹、結婚はすっぽん鍋(笑)」40代で結婚してわかった、本当に大切なこととは

仕事ばかりだった独身時代から結婚へ。経験して初めてわかった、恋愛と結婚の違いと“安心感”

マッチングアプリ「ラス恋」がお届けする、インタビュー企画
『ラス恋ボイス』。

「私が主役の物語は、まだこれから。」をテーマに、40代からの恋愛やパートナーシップ、そして新しい挑戦を通じて、自分らしい人生を歩む方々の声をお届けします。

今回は食作家・実業家・タレントとして幅広く活躍される園山真希絵さんです。
2024年3月、作詞家・作曲家・音楽プロデューサーとして活躍するTAKESHIさんとご結婚。2025年10月には、結婚を公表されました。

結婚願望がなかったという園山さんのこれまでの恋愛経験や結婚観の変化、そして結婚してから気づいた新しい幸せや40代で見つけた自分らしいパートナーシップについて、これからの人生についてお話を伺いました。

プロフィール

園山真希絵(そのやま まきえ)
1978年1月5日生まれ。島根県出雲市出身。食作家・実業家・タレント。

美味しいものを食べながら30kgのダイエットと体質改善に成功したことをきっかけに、「人を良くする」と書く“食”の偉力に目覚める。

27歳で起業。28歳で、現在では広く知られる紹介制飲食店を、まだ一般的ではなかった時代に開業。以来、自ら厨房に立ちながら経営を続け、一度も赤字を出すことなく、一切リバウンドもしていない。
飲食店経営と並行し、テレビ・ラジオ・雑誌など数多くのメディアに出演。その他、著書出版・コンビニ商品を含む商品開発・講演・料理教室・食育活動など、食を軸に幅広く活動。
現在は約20社の企業顧問をはじめ、メンタル心理カウンセラー・食育アドバイザー・全国各地の親善大使やアンバサダーも務める。

自ら料理を作り、経営を続けながらも、世界中を飛び回り、美味しいものや新たな食材・名店を探求。気になるものがあれば海外へ一泊で足を運ぶこともあるほど、食への探究心は尽きない。
卓越した味覚と鋭い感性を持ち、その舌は「女神の舌」と称される。

経営者・料理人・商品開発者・メンタル心理カウンセラーとして培った経験に加え、本質を見抜く観察力と洞察力を武器に、「美味しさ」だけでなく、「商品力」「市場性」「継続性」「人を幸せにする力」までを総合的に見極める。

数々の試練や苦悩を乗り越えてきた経験を糧に、“食”を通して良縁を結び、世の中に美しい意味と笑顔を広げることを人生の使命としている。

特技:超マルチタスク・縁結び・本質を見抜く観察力・読解力・その人に合うものを見極める力・感情に飲まれず共感する力・ツボ押し(マッサージ)・書道・卓球。

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オフィシャルブログ
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「仕事とおいしいもの」がすべての独身時代

――独身時代は、どのような毎日を過ごされていましたか?

ただただ仕事ですね(笑)。仕事と、おいしいものを食べること。本当に「仕事が趣味」という感じで、仕事が人生そのものでした。

若い頃は「こうしなければ」という使命感が人一倍強く、義務感を抱えて仕事に取り組んでいました。睡眠時間は毎日2〜3時間ほどで、常にオンの状態が続く忙しい日々でした。

「食べること」も、私にとっては仕事の一部。食から仕事のアイデアや創作意欲につながったり、新しいビジネスのヒントを得たりしていました。

でも、こんなふうに「こうしなければ」と思いすぎていた頃って、本当に大変なことが次々と起きていたんです。28歳で紹介制の飲食店を立ち上げ、経営自体は一度も赤字を出さなかったのですが、人間関係で、「まさか」ということがあったり、お金を盗られたり、誹謗中傷に遭ったり。まるで映画のような、壮絶な経験もしました。

人生を変えるきっかけは「潜在意識」

――そこから、どのように抜け出されたのでしょうか?

「なぜこんなに壮絶なことばかり起きるんだろう」という謎を解き明かしたくて、30代で心理学の勉強を始めました。そこで気づいたのが、自分の潜在意識、つまり無意識の存在です。

大人になると頭で考えすぎて、自分の本心を押し殺し、「こうすべき」と自分を縛ってしまうことがあります。私自身もそこで初めて義務感で本心を押さえ込んでいたことが、トラブルを招く一因になっていたのだと気づきました。

潜在意識の存在を理解してからは、考え方や価値観、仕事のスタイルを少しずつゆるめていくようにしたんです。そうすると物事が好転し、生きることが楽になって、心から幸せを感じられるようになっていきました。

――婚活にも潜在意識は関係しているのでしょうか?

大いに関係していると思います。頭では「結婚したい」と思っていても、無意識の奥底で「結婚すると家事が大変」「自由がなくなる」と感じていたら、気持ちが前に進みにくくなることがあります。

カウンセリングでも、結婚したいと思っている方の本心を探っていくと、結婚を遠ざけるような無意識の思い込みが見つかることがあります。運命の相手を探すことだけではなく、自分自身の本心を知り、気持ちを一致させることが大切だと思います。

結婚を決めたのは「育てたい」という気持ち

――園山さんにとって、恋愛はどのような位置づけでしたか?

失礼な言い方かもしれませんが、私にとって恋愛は「おまけ(オプション)」でした(笑)。最優先は仕事と健康。そこにプラスになる恋愛ならいいけれど、マイナスになるならやめる。何かを犠牲にしてまで恋愛をする感覚はありませんでした。

見た目は、少しツンとしている「ザ・日本男子」というか、亭主関白な雰囲気の方に惹かれやすいです。でも、強く見える人がプライベートでは意外と何もできなかったりする。そういう一面を見ると、「かわいいな」と思ったりしますね(笑)。

――恋愛はおまけと考えていた園山さんが、結婚を選ばれた理由は?

それも潜在意識かもしれません。私の中には「子育てがしたい」という願望があったのだと思います。

経営者になってから、社員を育て、お店を家族のように守ってきました。それが私にとっての「子育て」だったのですが、お店を辞めて数年経ったとき、彼に出会い、「まだやっていないのは、夫を育てること、つまり結婚だ」と気づいたんです。

少し生意気な高校生や大学生を育てるような感覚で、「この人にはまだ伸びしろがある、育てがいがある」と思えたことが、結婚の決め手になりました。

――40代後半で結婚を決めることに、迷いはありませんでしたか?

私は基本的に即決型で、あまり迷いません。やってみないとわからないので、きっかけやチャンスが来たら一度やってみるんです。ただ、恋愛に関しては判断がとても遅いほうでした。

40代半ばになり、いつ何が起きるかわからないから、自分の中で一度はトライしてみようという気持ちがあったのかもしれません。そんなときに、彼からの物凄いアプローチがあって(笑)。恋愛は経験したことがあっても、結婚はまだ経験したことがないし、「そろそろ一度経験してみよう」と思ったという決断でした。

結婚について相談を受けることもありましたが、自分が結婚していなければ見えないこともある。まずは自分で経験してみようと思ったんです。実際に結婚したことで、それまで見えていなかった自分の一面にも気づけましたし、人へのアドバイスも変わったと思います。

恋愛は「何を食べたいか」、結婚は「どう食卓をつくるか」

――結婚してみて、恋愛との違いは何か感じますか?

料理にたとえるとわかりやすいと思います。恋愛は一緒に料理を作ってみること。結婚は、その台所を毎日一緒に回していくことです。

恋愛中は「この味が好き」「こんな料理を作ってくれるんだ」という新鮮さやときめきが大きいですよね。でも結婚生活では、毎日がごちそうとは限らないし、冷蔵庫に何もない日だってあります。

大事なのは、同じものが好きかどうかだけではなく、味が違ったときにどう調整できるか。濃い味が好きな人と薄い味が好きな人がいたら、「どちらが正しいか」と争うのではなく、取り皿で調整したり、途中で味を変えたりすればいい。

反対に、毎回どちらか一方だけが買い物をして、料理をして、片付けまでして、もう一人は食べるだけだったら、いつか料理そのものが嫌になってしまうかもしれません。

恋愛は「何を食べたいか」。結婚は「どうやって一緒に食卓をつくるか」。相性のいい結婚とは、同じ味覚の二人というより、違う味覚でも一緒に献立を考えられる二人なのだと思います。

恋愛は初鰹、結婚はすっぽん鍋(笑)

――恋愛と結婚の違いを、料理にたとえると?

恋愛は「初鰹のお造り」で、結婚は「すっぽん鍋」ですね(笑)。恋愛は鮮度やタイミング、その瞬間の高揚感を楽しむもの。まさに「カツオ男」を探しているうちが花です(笑)。

一方、結婚は時間をかけて旨味を染み込ませていく煮込み料理。すっぽん鍋は、煮込み始めると、驚くくらいアクが出ます。ただ、そのアクを丁寧にすくって、スープが澄むまでじっくり火を入れると、最後は雑炊までおいしくいただける。

結婚生活も同じで、お互いの違いという「アク」を無視せず、丁寧にすり合わせながら、時間をかけて関係性の「出汁」を育てていくものだと思います。

――別居婚をされて約2年。今はどう感じられていますか?

安定していますね。すっぽんも煮詰めすぎると焦げてしまうので、いい塩梅で火を止めて、最後は出汁まで食べきる。そんな感じです。本当のおいしさは、じっくり時間をかけて出てくるものだと思います。

幸せを感じるのは、朝すっきり起きておいしく食べられること

園山真希絵監修「ユーグレナ入り玄米拉麺」

――今の生活で、幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?

朝起きてシャキッとしていることと、おいしく食べられることですね。以前はお店を経営していて睡眠時間がごく僅かでした。お店を辞めてからも、日中の眠気が取れなかったことも多々ありましたが、今年、血液検査を受けて、鉄分が足りてなかったことをきっかけに、鉄分とカフェイン摂取についてを見直しました。カフェインの入ったドリンクや、鉄分を阻害するものを食べる時間をずらしただけで、今は睡魔から解放されて、以前に増して元気に過ごせています。

また、最近、被災地で名店のシェフたちと炊き出しに参加し、温かい料理を振る舞いました。涙を流して喜んでくださる姿を見て、「当たり前に食べられること」への感謝が深まりました。

――スタイル抜群の園山さん。体型を保つために意識していることは?

高校生の頃は体重が70キロほどあり、アトピーやニキビにも悩んでいました。当時は単品ダイエットなどもうまくいきませんでしたが、体に良いとされる発酵食品などを工夫して食べるうちに、自然と食の好みが変わっていきました。

意識しているのは、食事全体のバランスと、自分に合ったものを食べたり飲むことと、ここでも潜在意識です。「痩せるには大好きなものを我慢しなければ」と決めつけず、夜に焼肉を食べるなら朝は野菜中心にするなど、1日の中でバランスを取りながら、「だから好きなものを食べても大丈夫(食べすぎないように) 食べているものが私の健やかな心身をつくってくれてるんだから」と思って、感謝して食べてますね。

――40代以降におすすめしたい食習慣や健康法はありますか?

もう20年前ぐらいから、食事中は、アルコールを飲むときも飲まないときも、スパークリングウォーターにレモンやライムを絞っています。また、遺伝子検査や遅延型アレルギー検査などで、自分に合うもの・合わないものを知ることも大切だと思います。

結婚相手には「安心感」と「頼りがい」が必要

――結婚相手に必要なものはなんだと思いますか?

当然のことながら、恋愛と結婚は、似ているようで違います。結婚は楽しい時間だけを共有する関係ではなく、日常も、予期せぬ出来事も、時には人生の困難も共有する関係です。

その中で、大きな意味を持つのが、間違いなく、「安心感」と「頼りがい」だと思います。

まず、安心感は、単に一緒にいて落ち着くとか、優しくしてくれるということだけではありません。一緒にいることで余計な不安が増えるのではなく、安心して自分らしくいられること。これは、長い結婚生活において、とても大きな価値だと思います。

次に、頼りがいもとても大切です。どれほど優しい言葉をかけてくれても、肝心な時に何もしてくれなければ、いつしかその優しさを信じられなくなることもあります。逆に、決して口数が多くなくても、必要な場面で行動してくれる人には、言葉以上の信頼が生まれます。

安心感は、心を預けられること。 頼りがいは、現実を一緒に引き受けてくれること。この両方があってこそ、長い時間を共にする関係が成り立つと思います。

ーー人の悪口を言わないことも重要

さらに、お相手にとても重要なことだと思うのが、「人の悪口や陰口を言わない人」であることです。人の悪口を聞いて、幸せな気持ちになることって、あまりないですよね。むしろ、聞いている側まで嫌な気持ちになったり、疲れてしまったりすることも多々あります。

それに、他人のことを平気で悪く言う人を見ていると、「自分がいない場所では何を言っているのだろう」と考えてしまうこともあったり、安心して、何でも話せなくなってしまうこともあります。誰かを悪く言うことで会話が盛り上がる関係より、誰かの幸せや素敵なところを話して、二人で喜べる関係の方が、ずっと豊かで、安心感もあると思ってます。

この人と結婚していい?迷ったときに見るべきポイント

――結婚前に相手を見極めるにはどうしたらいいでしょうか?

楽しい時の姿だけでなく、自分と意見が違った時や、思い通りにならない出来事が起きた時の姿を見てほしいですね。人の優しさや誠実さは、自分に余裕がある時よりも、余裕がなくなった時に表れることがありますから。

自分の希望を断られた時。相手から不満を伝えられた時。問題が起きた時(二人の間で問題が起きた時も含めて)に、その場面でどう振る舞うか。そこには、その人の価値観や人間性が表れます。

人生の時間は有限です。その限られた時間を一番多く共有する相手だからこそ、どんな言葉を日常的に使う人なのかも、よく見てほしいなぁと。

それと、自分が無理してないか。違和感がないか。疲れないか。
それらは自分の毎日の気分や人生にも影響しますから。

ーー結婚生活で意識されていることはありますか?

どちらか一方が支え続け、もう一方が支えてもらうだけでは、いずれ負担が偏ってしまいます。人間ですから、いつも強くいられるわけではありません。

元気な時もあれば、落ち込む時もある。仕事がうまくいく時もあれば、思い通りにならない時もありますよね。そんな時に、どちらかが弱くなったら、必要なら役割交代も含め、もう一方が支えることが大切です。

お互いが、相手にとっての安心できる存在であり、頼りあえる存在であることが理想的なので、自分自身もそうであることを意識しながら過ごしています。あとは、無理しないことですね。

ーー結婚に迷っているラス恋世代へのメッセージをお願いします。

結婚は、どちらか一方が相手を幸せにしてあげるものではなく、二人で幸せを育てていくものだからです。好きという感情だけでは乗り越えられない出来事も人生には沢山あります。

その時、相手が自分の味方でいてくれると信じられるか。自分も相手の味方でいられるか。自分自身に嘘をついてないか。結局、長く一緒に生きていく上で欠かせないのは、そういう信頼の積み重ねではないでしょうか。

相手に求める条件は、いつの間にか増えてしまうものです。「私は、この人に安心感を与えられているだろうか?」「私は、この人が困った時に頼れる存在だろうか?」自分自身に問いかけてみてほしいです。
そして、自分が相手に何を与えられるかを考えることも、同じくらい大切です。「この人と、お互いを幸せにできるかな?」という視点も持ってみてもらえたらと。

"結婚するなら、安心感と、頼りがい"それは、相手に求めるだけでなく、自分自身もその二つを持ち合わせていること。これから結婚する人にも、すでに結婚している人にも、改めて考えてみてもらえたらと思います。

出会った人にとって「ギフト」のような存在になりたい

――園山さんのこれからの夢を教えてください。

人に何かをプレゼントするのが大好きなので、出会った人にとって「ギフト」のような存在になりたいですね。

全国を旅して見つけた素晴らしいものや、自分が開発した元気になれるオリジナル商品を置く「未だかつてない、元気になれるものしか置いてないコンビニ」を作りたいと思っています。病院の中などにもあって、誰もが安心して健康になれるカジュアル店です。

他にも、罪悪感なく食べられるおいしいラーメンやカレーを提供する定食屋や、夜は、先程のコンビニのように、「元気になれる会員制のお店(スナック)」も、恵比寿や代官山あたりで作りたいと考えています。

園山真希絵さんの人生を彩る、3つのタグ

最後に、園山さんの「彩りタグ」を教えてもらいました。


彩りタグとは、仕事や趣味、好きなもの、人生で大切にしていることなど、自分の内面や価値観をタグで表現できるラス恋のプロフィール機能です。年齢や職業、写真だけでは伝わりきらない、その人ならではの価値観や、何に心が動くのかを知るきっかけになります。


——園山真希絵さんの彩りタグ

#安心感・頼りがい・思いやりが大切
結婚して改めて、これが一番大切な基準だと確信しました。

#美しいものが大好き
「美」がつくモノ(人や食べ物も含めて)は、どれも人生と自分を向上させてくれます。

#心身共に健康でいたい
今の私があるのは、これに尽きますね。

おわりに

今回お話を伺った園山さんのご出身は、縁結びの地として知られる島根県出雲市。全国では旧暦10月を「神無月」と呼びますが、出雲では全国の神々が集うと伝えられていることから、「神在月(かみありづき)」と呼ばれています。

園山さんの結婚のお話を、たくさんの“ご縁”が結ばれると伝えられてきた神在月にお届けできることにも、どこか不思議なご縁を感じます。


恋愛は初鰹、結婚はすっぽん鍋(笑)。違いを無理にそろえるのではなく、お互いを知り、丁寧にすり合わせながら関係を育てていく——園山さんのお話からは、自分の本心を知ることと、安心できる関係を築くことの大切さが伝わってきました。

人生を彩るものは、一人ひとり違います。だからこそ、年齢や肩書きだけではなく、その人が何を好きで、何を大切にしているのかを知ることから、出会いは始まるのかもしれません。

ラス恋は、一人ひとりの人生経験や価値観を大切にしながら、新しい出会いに踏み出す大人たちを応援しています。

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