
離婚理由を伝えるタイミング、見誤らないで
「離婚歴があることをどう伝えればいいかわからない」「どこまで話せばいいのか不安」40代以上で再婚を希望している方にとって、離婚の話題はデリケートなテーマです。
「誠実に伝えなきゃ」と思うあまり、自己紹介文に離婚理由を長々と書いてしまう方もいますが、これはNG。
文章だけで説明すると、どうしても“言い訳っぽさ”や“根の深さ”がにじみ出てしまい、相手が「いいね」をためらう原因になることも。
実際、「自己紹介文で離婚理由を読んで、元奥さんの悪口ばかりだったのでモラハラかと思ってしまった」という声もあります。
離婚歴があること自体は、いまや珍しいことではありません。だからこそ、「タイミング」と「伝え方」が大切。
では、いつ・どう伝えるのがベストなのでしょうか?
執筆:恋愛婚活コンサルタント菊乃
2011年に恋愛相談業で独立し、これまで3,000人以上の恋愛婚活相談にのる。また、結婚相談所・行政などで婚活セミナー講師としても活躍。
著書に「あなたの『そこ』がもったいない。(すばる舎)」「なぜか愛される女がしてる73の習慣(双葉社)」など多数。女子SPA!や東洋経済オンラインでも執筆中。
プロフィール項目の「結婚歴」「子供の有無」は正直に

ラス恋のユーザー様は、結婚歴に対して寛容な方も多いです。 しかし、事前に開示されていないと、不信感を抱かれるケースもあります。
自己紹介文に離婚理由まで書く必要はありませんが、「結婚歴」と「子どもの有無」については、必ずプロフィール欄で明示しておきましょう。
「未選択」にすると、後で知った相手から「隠していた」と誤解されることも。信頼関係を築くうえで大きなマイナスになります。
必ず「独身(離婚)」や「独身(死別)」を選択しましょう。
また、お子さんがいる場合も「同居中」「別居中」を明記してください。
離婚理由は「聞かれたら答える」姿勢で

初めの段階は、相手から聞かれたら答えるスタンスで問題ありません。
マッチングしたばかりなど関係性が浅い段階でも、興味を持って尋ねられたなら、誠実に向き合って答えましょう。
とはいえ、離婚の話題は聞きづらいもの。
自己紹介文の中に「一度結婚しています。離婚理由が気になる方はお話しますので、遠慮なく聞いてくださいね」と書いておくと、相手も安心できます。
相手が安心して聞ける雰囲気をつくっておくことは重要です。
初デートでは、様子を見ながら対応を

初デートで聞かれたら、素直に答えてOK。ただし、相手によっては「いきなり重たい…」と感じる人もいますので聞かれないのに話す必要はありません。
初回は、お互いの雰囲気を知り「もっと知りたい」「楽しかった」と思ってもらうことが大事です。
もっと知りたいという感想で締めくくる場合、長時間ではなく、1〜2時間の軽い食事がおすすめです。
相手が結婚歴を気にしている様子がなければ、話さなくても大丈夫です。
大切なのは、「この人と一緒にいて心地よい」と思ってもらうことです。
2〜3回目のデートで、きちんと伝える

2回目のデートは、少し深い話ができるタイミング。 このあたりで、離婚理由をきちんと伝えましょう。
3回目までには話しておくのが理想です。
ちょうどお付き合いに進展する可能性のある時期でもあるので、「過去をある程度オープンにする姿勢」が誠実さにつながります。
交際を申し込む場合は、同居や入籍の希望についても軽く触れておくとよいでしょう。
離婚理由を気にしない相手も。でも油断は禁物

ラス恋世代には「人生いろいろあるよね」「離婚くらい別に…」と離婚理由を気にしない方もいます。
そんなおおらかな方と巡り合えたらぜひ御縁を大事にしてください!
ただ、結婚が現実的になったときに、相手の家族や職場の人から婚歴について質問される可能性もあります。
そのときに説明しやすいように、離婚理由と離婚時期・結婚期間・子どもの有無くらいは共有しておくと安心です。
伝え方①:相手を悪者にしない

離婚理由を話す際、最も気をつけたいのは「元配偶者を一方的に悪く言わない」こと。
たとえ相手側に非があっても、聞いている側は「この人はいつか自分のことも悪く言うのでは…?」と不安になるかもしれません。
例えば、
「元夫は家庭を省みないで仕事ばっかり。私も仕事をしているのに家事も育児も協力的じゃなくて、話し合おうとすると面倒くさそうに不機嫌になって話し合いにならなかった」
こんな説明をされたら「相手を一方的に悪く言いすぎてる」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、こんなふうに伝えてみてはいかがでしょうか。
「決定的な理由が一つあるわけではなく、いろいろなことが積み重なってすれ違いました。私も察してくれることを期待してしまったり、腹を割って話せなかったりと、反省する部分もあります。今ならもっと違う向き合い方ができたかもしれません」
こうした伝え方なら、「この人は人のせいにしない、冷静に過去を見ている」と安心してもらえます。
伝え方のポイント②:次はうまくいく理由を伝える

さらに、
「前の結婚では、親との関係もあって苦労しました。でも今は母が他界したので、そういった心配はもうありません」
というように、過去の経験を踏まえて「次はうまくやれる」と伝えることも大切です。
前の結婚がアラサーだった方にお勧めなのは年齢による焦りで勢いで結婚したという説明です。
「お互いにいい年齢だったし、このタイミングで結婚しないといけないと思って結婚した。今思えば結婚前から価値観の違いはあったけれど、結婚すれば変わると思ってすり合わせはしないまま勢いで結婚してしまった」
ラス恋世代なら「アラサーだと焦るよね」と共感してもらえるでしょう。
子どもがいる場合は、養育費と関係性も説明を

離婚理由とともに、お子さんがいる場合は「子どもとの関係や養育費の状況」も伝えておくことが大切です。
以前、ご相談にいらっしゃった女性が子供がいる離婚歴がある男性とデートして「養育費は払っていない」と言われたそうです。女性は「自分の子どもなのにヒドイ。モラハラなのかな」と思って会うのを辞めました。
これを聞いて、もしかしたら一括で養育費を払った可能性もあるのになと感じました。とはいえ、未婚なら養育費について理解が深いわけがないので説明不足は否めません。
たとえばこのような説明だったら相手も安心したかもしれません。
「高校生の子どもが一人います。子供は元妻が育てていて、離婚時に養育費は一括で支払ったので継続の支払いはありません。特に連絡は取っていないですが、卒業式は私も参加する予定です」
子どもの情報として伝えておくとよい内容は以下です。
- 子どもの年齢(成人 or 未成年)
- 同居 or 別居
- 養育費の支払い状況(月払い/一括済など)
- 面会の頻度
- 元配偶者との関係性(イベント時に会うかなど)
2回以上離婚している場合
離婚回数が複数ある場合は、それぞれの経緯を正直に伝えるようにしましょう。 恋愛経験が豊かであることをポジティブに捉える方もいれば、そうでない方もいます。
そのため、できれば結婚歴がある方を中心に「いいね」するなど、相性を見極めたアプローチもおすすめです。
最後に
離婚歴があるからといって、再婚のチャンスが減る時代ではありません。 ただ、伝え方やタイミングを間違えると、せっかくのご縁を逃してしまうこともあります。
自分の過去を受け入れたうえで、誠実に、でも重くなりすぎずに伝える——
そんな姿勢が、大人の恋愛を成功に導くはずです。
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